カテゴリー: 料金と条件の比較

脱毛サロンと家庭用光美容器の料金・保証・返品条件を公式サイトで調べて並べた記事

  • 「通い放題」の中途解約で精算されるのは有償の回数だけです|国民生活センターの注意喚起と、4社の公式表記を突き合わせました

    「通い放題」「期間・回数無制限」「永久保証」と書かれた脱毛のコースを、途中でやめたらいくら戻るのか。

    国民生活センターが2021年12月23日に注意喚起を出していました。そこに、答えになる一文があります。

    脱毛エステの中途解約では「すでに提供されたサービスの対価」が請求されるが、精算の対象となるのは有償の期間・回数であり、原則、無償部分には発生しない。

    つまり「通い放題」のうち、精算に使われるのは契約書面に書かれた「有償の回数」だけです。無償とされている部分は、何回残っていても精算されません。

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    1. 相談は年間2,800件を超えていて、半分が解約の話です

    国民生活センターの資料によると、全国の消費生活センター等に寄せられる脱毛エステの相談は年間2,800件を超えています。そのうち解約が関わる割合は、2020年度で52.1%、2021年度(11月30日まで)で50.9%でした。

    そして「近年は男性がひげ脱毛等に通いトラブルとなるケースも増加しています」とも書かれています。

    相談が多いのは、とくにこういうコースです。

    「通い放題」「○年間脱毛し放題」「期間・回数無制限」「永久保証」「△年施術保証」などの長期間の施術を前提とするコース

    2. 契約は「有償の部分」と「無償の部分」に分かれています

    ここが仕組みの中心です。

    長期間にわたって施術を受けられるコースなどは多くの場合、契約上、「有償で施術を受けられる期間・回数」と「無償で施術を受けられる期間・回数」とに分かれている。

    広告に出ているのは全体の期間です。精算に効くのは、そのうちの有償部分だけです。国民生活センターは、その2つにずれがあると指摘しています。

    通い放題で施術を受けられる期間全体からみると有償部分が少なく、無償部分が多くを占める契約になっている場合がある。消費者に実際の契約内容を十分に認識させていないため「思った以上に中途解約可能な期間が短かった」というトラブルが生じている。

    3. 相談事例:40万円で1回受けて、10万円請求された

    資料に載っていた事例です(2021年3月受付・20歳代・女性)。

    インターネットで評判の良かった脱毛サロンで、「40万円支払えば永久に脱毛が受けられる。これ以上お金はかからない」と説明され、個別クレジットの分割払いで契約。1回目の施術を受けたあと解約を申し出たところ、施術代8万円と違約金2万円で合計10万円を請求されました。

    契約書を見ると、こう書かれていたそうです。

    期間は1年間、施術は5回までが有償、6回目以降は無償

    「永久」と説明された契約の、有償部分は5回でした。40万円を5回で割ると1回8万円です。請求された施術代8万円と一致します。

    ほかにも、こういう相談が挙がっています。

    • 施術有効期間が3年間と言われ契約したが中途解約ができる期間は1年だった
    • 3年間通い放題コースを契約し中途解約したら有償部分は1回のみと返金を断られた
    • 解約になって初めて「18回程で効果が出る施術だが返金対象は8回まで」と分かった

    1つ目は、有効期限を過ぎると中途解約ができなくなるという話とつながっています。

    4. 公式サイト側は、どう書かれていたか

    ここからは、私たちが各社の公式サイトを読んだ範囲です。国民生活センターが問題にした構造が、公式の表記からも見えました。

    リンリン|通い放題の金額が、テキストに入っていません

    2026年10月に見たキャンペーンページは「全身脱毛(顔・VIO込み)がずーっと通い放題!」とあるだけで、金額が1円も書かれていませんでした。数字は画像の中にあり、コピーも検索もできません。有償の期間・回数についての記載も見当たりませんでした(詳しくはこちら)。

    ジェイエステティック|「40回」は全身を40周する回数ではありません

    全身フリーチョイス40回脱毛が40回で99,000円。単純に割ると1回2,475円です。ただしこの「40回」は部位ごとの回数の合計で、全身を1周するのが40回ではありません。同じページに部位別の単価(Sパーツ1〜3回2,750円、Lパーツ1〜3回5,500円など)も出ています。

    精算では「購入時における1回当たりの料金」を使います。その1回が2,475円なのか部位ごとの単価なのかで、受けた分の金額が変わります。公式サイトからは決まりませんでした(詳しくはこちら)。

    ダンディハウス|時間制なので、割る回数がありません

    美容電気脱毛60分24,200円という時間制です。コースの総額は「お一人お一人異なります」と書かれていて、公式サイトには出ていません。別に入会金33,000円(2年間有効)がかかります(詳しくはこちら)。

    Le:YELL|回数制で、コース後の1回の金額まで出しています

    対照的な例です。1回・4回・8回・12回の総額がすべて公開されていて、「12回目以降 施術何回でも980円」のようにコースが終わったあとの金額まで部位ごとに書かれています。中途解約はよくある質問に「コースの回数が残っていれば、残回数分のご返金」とあります(詳しくはこちら)。

    国民生活センターのいう「有償の期間・回数と単価」が、契約前に読み取れる形になっている例です。

    5. 契約書面で確認する2つ

    国民生活センターのアドバイスは、はっきりしています。

    必ず契約書面で有償の期間・回数と単価を確認しよう

    聞くことは2つです。

    1. このコースのうち、有償の期間と回数は何か月・何回ですか。書面のどこに書かれますか。

    2. その1回当たりの単価はいくらとして計算されますか。

    「通い放題」と言われた期間ではなく、有償の期間・回数を聞くのがポイントです。精算に使われるのはそちらだけだからです。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、書面のもらい方を書きました。

    6. 「月々○千円〜」の意味

    もう1つ、同じ資料のアドバイスにあります。

    「月々○千円~」は月払い(都度払い)ではなく、クレジットの分割払金かもしれません。支払いが続く期間・回数も意識しよう

    月額制と、総額をクレジットで分割した月々の支払いは別物です。前者は解約すればそこで止まりますが、後者は解約しても支払いが続くことがあります。先ほどの相談事例も個別クレジットの分割払いでした。月額制・都度払い・回数制で何が変わるかに整理しています。

    国民生活センターは、長期契約が心配なときは都度払いができるコースやエステ店を選ぶことも挙げています。


    まとめ

    • 中途解約の精算の対象になるのは有償の期間・回数だけ。無償部分には原則発生しない(国民生活センター)
    • 「通い放題」の契約は有償部分と無償部分に分かれているのが普通で、広告に出る期間と有償部分にずれがある場合がある
    • 相談事例では、40万円の「永久」契約の有償部分が5回。1回受けて10万円請求された
    • 脱毛エステの相談は年間2,800件超、うち約半分が解約。男性のひげ脱毛のトラブルも増えている
    • 公式サイトを見た範囲では、リンリンは通い放題の金額がテキストになく、ジェイエステティックの「40回」は部位ごとの回数の合計、ダンディハウスは時間制で総額の記載がない
    • Le:YELLは1回・4回・8回・12回の総額とコース後の単価まで公開していて、有償の回数と単価が契約前に読み取れる
    • 聞くのは「有償の期間・回数」と「その単価」の2つ。「月々○千円〜」はクレジットの分割払金かもしれない

    出典と取得日

    • 国民生活センター「脱毛エステの通い放題コースなどでの中途解約・精算トラブルに注意!」(2021年12月23日公表):相談件数と解約の割合、有償・無償の構造、精算の対象、相談事例、消費者へのアドバイス。2026年10月18日に確認
    • リンリン(happyrinrin.com):2026年10月7日に確認
    • ジェイエステティック(j-esthe.com):2026年9月12日に確認
    • ダンディハウス(dandy-house.co.jp):2026年10月18日に確認
    • Le:YELL(mens-leyell.jp):2026年10月18日に確認

    比較サイト・まとめサイトは使っていません。各社の表記は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公表資料と公式サイトに出ている条件の整理で、効果について述べたものではありません。法的な判断をするものでもありません。契約でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

  • 脱毛の契約は、有効期限を過ぎたら解約できなくなるのか|東京都の回答は「原則できない」、ただし3つの論点があります

    脱毛のコースを契約して、通い切らないうちに契約の期限が来たらどうなるのか。公式サイトを8社ぶん読みました。

    「有効期限が過ぎた場合は、中途解約できません」とはっきり書いている会社が2社ありました。そしてその有効期限が何か月なのかは、どちらの公式サイトにも出ていませんでした。

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    先に表で

    会社 中途解約に期限の条件を書いているか 期限の長さを書いているか
    ローランドビューティーラウンジ 書いている(過ぎたら中途解約できない) 書いていない
    ダンディハウス 書いている(期限内なら中途解約できる) 書いていない(入会金のみ「2年間有効」)
    ディオーネ 見つからない 書いていない
    RINX 見つからない 書いていない
    リンリン 見つからない 書いていない
    ジェイエステティック 見つからない 書いていない
    Le:YELL 期限の条件なしで「残回数分のご返金」 書いていない
    dats! 月額制なので論点が立たない —

    1. 「有効期限が過ぎた場合は、中途解約できません」

    ローランドビューティーラウンジの特定商取引法に基づく表記に、中途解約の計算式が書かれています。その下に注記が3つあり、1つ目がこれです。

    ※役務の提供が完了した契約及び有効期限が過ぎた場合は、中途解約できませんのでご注意ください。

    計算式のほうは、同じページにこう出ています。

    役務提供開始前の中途解約 精算金=支払総額−2万円
    役務提供開始後の中途解約 精算金=支払総額−回数消化料金(購入時における1回当たりの料金×消化回数)−解約損料
    ※「解約損料」はご契約残額(未消化役務残高)の10%(但し2万円以内)とします。

    式が書いてあるのに、その式を使える期限がいつまでなのかは書かれていません。同じページの「役務提供の期間」の欄はこうなっています。

    ご契約内容により異なります。

    この会社の計算式どおりに7社ぶん出したのがこの記事です。計算できる会社だと思っていましたが、期限の条件は見落としていました。

    2. もう1社も、同じ条件を書いています

    ダンディハウスのよくあるご質問に、「契約後、途中でやめることはできますか?」という項目があります。

    クーリングオフはご契約日から8日以内であればお受けできます。クーリングオフ期間を経過した後でも、有効期限内であれば中途解約ができます。

    「有効期限内であれば」という条件つきです。裏返せば、期限を過ぎたらできないと読めます。

    では期限はいつまでか。同じページの「体験のあと、コースを組むといくらかかるのですか?」の答えがこれです。

    ご予算を伺いながら、お客様の体質や目的に合わせたプランをご提案しているため、期間や料金はお一人お一人異なります。体験時のカウンセリングでご説明いたします。

    ここでも出ていません。ただしこの会社は、入会金については数字を出しています。

    2年間有効33,000円(税込み)の入会金が必要です。

    入会金の有効期間は「2年」と書けているのに、コースの有効期限は書かれていない。入会金そのものについては別に書きました。

    なお、クーリング・オフの起算日も2社で違います。ローランドビューティーラウンジは「契約書面を受領した日から起算して8日以内」、ダンディハウスは「ご契約日から8日以内」。起算日の書き方は会社で割れています。

    3. 答えは「原則としてできない」でした

    消費者庁の特定商取引法ガイドには、中途解約についてこう書かれています。

    クーリング・オフ期間の経過後においても、将来に向かって特定継続的役務提供等契約(関連商品の販売契約を含む)を解除(中途解約)することができます。

    ここには「有効期限内であれば」という限定が書かれていないので、サロンの表記とどちらが正しいのかが分かりませんでした。東京都消費生活総合センターの相談事例に、答えがありました。

    特定継続的役務提供はクーリング・オフ期間の8日間を過ぎても、中途解約することはできますが、あくまで「契約期間中の中途解約」です。期間が過ぎてしまったものはできません。

    サロンが書いていることのほうが、原則としては正しいということです。見出しにも「有効期限の経過後は解約ができないのが原則」とあります。

    相談の中身は、1年前にエステで痩身40回と脱毛20回を契約し、予約が取れないまま半年後に解約を申し出たら、有効期限が3か月なので解約できないと断られたというものです。契約書に有効期限の記載はあったが説明は受けていない、という事例でした。

    ただし、そこで終わりではありません

    同じ回答に、続きがあります。

    ただし痩身40回と脱毛20回が3か月間で消化できる施術回数なのか、顧客数が、サロンの対応可能な人数を超えていなかったかなどが問題となります。また、契約時に有効期限の説明がなかった場合なども問題です。消費生活センターに相談してください。

    つまり、期限切れで一律に終わるのではなく、次の3つが論点になるということです。

    • その期間で、契約した回数を本当に消化できたのか(40回を3か月で受けられるのか)
    • 予約が取れる状態だったのか(サロンが対応できる人数を超えていなかったか)
    • 契約のときに、有効期限の説明があったのか

    だから「期限が過ぎたから無理だ」と自分で結論を出す前に、消費生活センターに相談する余地があります。消費者ホットラインは「188」です。この記事は法的な判断をするものではありません。

    4. 書面には必ず書かれます

    期限の長さが公式サイトに出ていなくても、確かめる方法はあります。「役務の提供期間」は、契約前に渡される概要書面と、契約時に渡される契約書面の、両方の必須記載事項です。

    消費者庁のガイドが挙げている記載事項のうち、期間に関わるものを抜くとこうなります。

    • 概要書面(契約締結前):役務の提供期間/中途解約に関する事項/クーリング・オフに関する事項
    • 契約書面(契約締結時):役務の提供期間/中途解約に関する事項/クーリング・オフに関する事項/契約の締結の年月日

    つまり、契約を決める前の段階で、期間は文字で受け取れます。口頭で「だいたい2年くらいですね」と言われたら、その数字が概要書面のどこに書いてあるかを指してもらえばいい、ということです。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、書面のもらい方を書きました。

    5. 残りの会社は、記載を見つけられませんでした

    ディオーネは、よくある質問の解約の項目が1行だけです。

    解約は可能となっており、返金も行っております。(※手数料あり)

    金額も式も期限も出ていません(法定上限から逆算した記事)。公式サイトに特定商取引法に基づく表記のページも見つけられませんでした。

    RINX・リンリン・ジェイエステティックも、料金ページ・よくある質問・会社案内を見た範囲では、有効期限についての記載を見つけられませんでした。RINXは特定商取引法に基づく表記のページ自体を見つけられませんでした。店舗での契約なので通信販売の表示義務とは別の話ですが、ローランドビューティーラウンジとダンディハウスは出しています。

    Le:YELLは、よくある質問に「コースの回数が残っていれば、残回数分のご返金をさせて頂いております」とあり、期限の条件はついていません(料金表の読み方をまとめた記事)。

    dats!は月額制なので、先に払った総額がなく、期限の論点そのものが立ちません(締め日の記事)。料金の形で起きることが変わる話は別に整理しました。

    通い放題や「◯年保証」のコースでは、期限とは別に有償の回数という論点があります。精算の対象になるのは契約書面に書かれた「有償の回数」だけです(国民生活センター)。

    6. 契約前に聞く2つ

    1. このコースの有効期限は何年何か月で、概要書面のどこに書かれていますか。

    2. 有効期限を過ぎたあと、残っている回数はどうなりますか。

    1つ目は書面を指してもらう質問です。2つ目は、延長できるのか、失効するのか、中途解約ができなくなるのかを分けて聞く質問です。どちらも、総額を決める前に聞く順番になります。


    まとめ

    • ローランドビューティーラウンジは「※役務の提供が完了した契約及び有効期限が過ぎた場合は、中途解約できませんのでご注意ください」と明記。中途解約の計算式も同じページに出している
    • ダンディハウスは「有効期限内であれば中途解約ができます」。入会金は「2年間有効」と数字で出しているが、コースの有効期限は出していない
    • どちらも有効期限の長さは公式サイトに書かれていない(「ご契約内容により異なります」「お一人お一人異なります」)
    • 東京都消費生活総合センターは「あくまで『契約期間中の中途解約』です。期間が過ぎてしまったものはできません」と回答している。原則としてサロンの表記どおり
    • ただしその期間で消化できる回数だったか/予約が取れたか/契約時に期限の説明があったかは問題になりうる。期限切れでも消費生活センターに相談する余地がある
    • 「役務の提供期間」は概要書面と契約書面の両方の必須記載事項。契約を決める前に文字で受け取れる
    • ディオーネ・RINX・リンリン・ジェイエステティックは、見た範囲で有効期限についての記載を見つけられなかった
    • Le:YELLは期限の条件なしで「残回数分のご返金」、dats!は月額制で論点が立たない

    出典と取得日

    すべて2026年10月18日に各社の公式サイトで確認しました。

    • ローランドビューティーラウンジ(roland-bl.jp/tokushoho/):役務提供の期間、中途解約と解約料、有効期限の注記、クーリング・オフの起算
    • ダンディハウス(dandy-house.co.jp/guide/faq/):契約・解約についてのQ&A、入会金、クーリングオフの起算
    • ディオーネ(datsumousalon-dione.jp/faq/):解約と返金の記載
    • RINX(mens-rinx.jp)、リンリン(happyrinrin.com)、ジェイエステティック(j-esthe.com):料金・よくある質問・会社案内の各ページ
    • Le:YELL(mens-leyell.jp/faq):中途解約の返金
    • 消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」:中途解約の説明、概要書面・契約書面の記載事項
    • 東京都消費生活総合センター「東京くらしWEB」消費生活相談FAQ「エステの解約を申し出たら、有効期限を過ぎているからと断られた。不満。」(更新日:2018年5月1日):有効期限経過後の中途解約の扱い、論点になる3点

    比較サイト・まとめサイトは使っていません。「見つからない」はこの日に見たページの範囲での話で、ないことの証明ではありません。条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件と制度の整理で、効果について述べたものではありません。法的な判断をするものでもありません。

  • 「残回数分のご返金」と書いている脱毛サロンがありました|コースが終わったあとの1回あたりまで金額で出ています

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    脱毛サロン7社の中途解約を計算した記事で、精算の分母になる「1回当たりの料金」が公式サイトから決まらない会社が3社あった、と書きました。料金の形を3つに分けた記事では、コースが終わったあとの1回あたりが書いてあるかどうかも効いてくる、とも書きました。

    その両方が出ている会社がありました。千葉県松戸市のメンズ脱毛サロン Le:YELL(リエール)です。1回・4回・8回・12回の総額が全部出ていて、さらに「12回目以降 施術何回でも980円(税込)」のように、コースが終わったあとの金額まで部位ごとに書かれていました。

    中途解約についても、よくある質問に1行ありました。

    コース途中で転勤などで通えなくなった場合はどうしたらいいですか?
    コースの回数が残っていれば、残回数分のご返金をさせて頂いております。

    先に表で

    部位 1回(都度払い) 4回 8回 12回 コース後の1回
    鼻下(顔) 3,800円 10,800円 17,600円 26,400円 12回目以降 980円
    あご下・首(顔) 4,800円 14,200円 24,400円 36,600円 12回目以降 980円
    腹部・背中上・背中下・肘下(体) 11,000円 36,000円 72,000円 — 9回目以降 1,980円
    肩(体) 9,500円 27,000円 55,000円 — 9回目以降 1,500円
    V・O・Iライン、おしり 14,000円 43,000円 86,000円 — 9回目以降 3,480円
    全身 89,750円
    (179,500円の50%OFF表示)
    222,600円
    (556,500円の60%OFF表示)
    — — 記載なし

    すべて税込です。公式サイトの表記をそのまま写しました。

    1. コースが終わったあとの金額が、部位ごとに出ています

    顔は12回目以降が1回980円、体は9回目以降が1回1,500円または1,980円、陰部は9回目以降が1回3,480円。「何回でも」と書かれています。

    鼻下で比べると、都度払いの1回は3,800円、12回コースの1回あたりは2,200円、12回目以降は980円です。同じ施術の金額が、どの段階にいるかで3通りあります。

    これは、他の会社の公式サイトでは見つけられなかった欄です。7社ぶん読み比べた記事に書いたとおり、コース後の金額が出ていない会社では、12回で終わらなかったときにいくらかかるのかが、契約の時点では分かりません。

    2. 「◯回目以降」の起点が、部位で違います

    顔は12回目以降、体と陰部は9回目以降です。理由は、用意されているコースの刻みが違うからです。顔には12回コースがあり、体と陰部は8回コースまでしかありません。つまりどちらも「いちばん長いコースを受け切った次の回から」という意味で揃っています。

    ただし、顔の部位で8回コースを選んだ場合に980円がいつから適用されるのかは、公式サイトからは読み取れません。「12回目以降」と書いてあるので、8回で終えた人が9回目から980円になるのか、12回に達するまで通常料金なのかが分かれます。ここは聞く項目です。

    3. まとめて買うほうが安い、とは限りませんでした

    総額を回数で割ると、こうなります。

    部位 4回コースの1回あたり 8回コースの1回あたり
    鼻下 2,700円 2,200円
    腹部 9,000円 9,000円
    Vライン 10,750円 10,750円
    肩 6,750円 6,875円

    肩だけ、8回コースのほうが1回あたり125円高くなります。4回27,000円に対して8回が55,000円で、ちょうど倍の54,000円を1,000円上回っているためです。腹部とVラインはきっちり倍なので、割引も割増もありません。

    金額が全部出ているから、こういう確かめ方ができます。総額しか出ていない会社では、そもそも割り算ができません。

    4. 「残回数分のご返金」が意味すること

    中途解約でサロンが請求できる上限は法律で決まっています。役務提供開始後は、提供された分の対価に「20,000円か契約残額の10%の低いほう」を足した額までです。

    公式のよくある質問にある「コースの回数が残っていれば、残回数分のご返金」は、この控除をしないと読める書き方です。法律が認めている上限より、利用者の側に寄った条件になります。

    ただし、これはよくある質問の1行です。実際の条件は契約書面に書かれたものが基準になります。「残回数分」の金額を、総額÷回数で出すのか、受けた分を都度払いの金額で引くのかによっても変わります。鼻下の例でいえば、12回26,400円を4回受けた時点で、残り8回分を17,600円(2,200円×8)とするか、都度払いの3,800円×4=15,200円を引いて11,200円とするかで、6,400円ちがいます。ここは書面で確かめる項目です。

    5. 入会金・会費・キャンセル料は「一切ございません」

    よくある質問にこう書かれていました。

    当サロンでは入会金、会費、ご予約キャンセル料等一切ございません。

    入会金が33,000円で2年有効と書いている会社や、追加料金とキャンセル規定を7社の規約から拾った記事と並べると、差が分かります。キャンセル料0円でも1回消化とする会社があるので、「キャンセル料がない」と「回数が減らない」は別の話です。そこも聞く項目になります。

    支払いは現金・クレジットカード・分割に対応、未成年も可で学割がある、とも書かれています。

    6. 5万円を超えるかどうか

    特定継続的役務提供(エステティック)になるのは「期間:1月を超えるもの」かつ「金額:5万円を超えるもの」の両方を満たすときです。満たして初めて、契約書面の交付、クーリング・オフ8日、中途解約の上限が使えます。

    契約 総額 5万円を超えるか
    鼻下 12回 26,400円 超えない
    あご下・首 12回 36,600円 超えない
    肩 8回 55,000円 超える
    腹部 8回 72,000円 超える
    Vライン 8回 86,000円 超える
    全身 4回 222,600円 超える

    顔の部位を1つだけ契約した場合は、金額の条件に届きません。複数部位をまとめれば合算で超えます。同じ考え方をディオーネの子ども脱毛で書いた記事にも整理しました。

    期間のほうは、公式サイトに「脱毛期間の目安 約5ヶ月〜8ヶ月」と出ていますが、条件を決めるのは契約書面の役務提供期間の欄です。

    7. 店舗は1つです

    千葉県松戸市の1店舗で、営業時間は平日11:00〜21:00、土日祝10:00〜20:00、火曜定休と書かれています。

    通える範囲にあるかどうかが、料金より先の条件になります。店舗を移せるかどうかは会社で3段階に分かれていましたが、1店舗なら移す先がありません。そのかわり、よくある質問に転勤で通えなくなった場合の返金が書かれている、という構成です。

    8. 契約前に聞く3つ

    1. 「残回数分」は、総額÷回数で計算しますか。それとも受けた分を都度払いの金額で引きますか。

    2. 顔の8回コースを選んだ場合、980円はいつから適用されますか。

    3. この契約の役務提供期間は、書面に何か月と書かれますか。

    3つとも書面でもらってください。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、見積もりの頼み方を書きました。

    公式サイトを見るなら

    下が公式サイトへのリンクです。ここを経由して申し込みがあった場合、この記事に紹介料が入ります。そのうえで、ここを選ぶべきだとは書いていません。店舗は松戸市の1つだけですし、「残回数分のご返金」はよくある質問の1行で、契約書面の文言は確認していません。この記事で評価しているのは、料金表に出ている項目の多さであって、施術が合うかどうかや、通いやすさではありません。

    Le:YELL 公式サイト

    料金も条件も変わります。この記事は2026年10月18日時点のものなので、申し込む前に公式サイトと、渡される契約書面の両方を確認してください。


    まとめ

    • Le:YELLの料金表には、1回・4回・8回・12回の総額に加えて、コースが終わったあとの1回の金額(顔は12回目以降980円、体は9回目以降1,500〜1,980円、陰部は9回目以降3,480円)が出ている
    • 「◯回目以降」の起点が部位で違うのは、用意されているコースの刻みが違うため。顔で8回コースを選んだ場合の扱いは公式から読み取れない
    • 総額を回数で割ると、肩だけ8回コースのほうが1回あたり125円高い(4回6,750円/8回6,875円)
    • 中途解約は、よくある質問に「コースの回数が残っていれば、残回数分のご返金」。法定上限より利用者に寄った書き方だが、1行なので書面で確認が要る
    • 入会金・会費・予約キャンセル料は一切ないと明記。ただし「キャンセル料がない」と「回数が減らない」は別
    • 顔の部位を1つだけ契約すると総額が5万円に届かず、特定継続的役務提供の金額の条件を満たさない
    • 店舗は千葉県松戸市の1つ

    出典と取得日

    すべて2026年10月18日に確認しました。

    • Le:YELL(mens-leyell.jp/price):部位ごとの1回・4回・8回・12回の税込金額、コース後の1回の金額、脱毛期間の目安
    • Le:YELL(mens-leyell.jp/faq):入会金・会費・予約キャンセル料の記載、中途解約の返金、未成年と学割、支払い方法
    • Le:YELL(mens-leyell.jp):所在地、営業時間、定休日
    • 消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」:エステティックの期間1月超・金額5万円超の条件、中途解約時の損害賠償等の上限

    比較サイト・まとめサイトは使っていません。料金と条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件と制度の整理で、効果について述べたものではありません。契約でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

  • ディオーネの子ども脱毛は小学3年生までの料金でした|12回コースで5万円を超えるのは5部位のうち2つです

    【PR】この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

    ディオーネの子ども脱毛のページを読みました。部位ごとに1回あたりと12回コースの金額が出ていて、その下に注意事項が3行ありました。1行目はこれです。

    ※子ども脱毛料金は小学3年生までが対象となります。

    金額を並べてみて、もう1つ気づいたことがあります。12回コースの総額が5万円を超えるのは、5つの部位のうち2つだけでした。ここは、クーリング・オフと中途解約の上限が使えるかどうかの境目です。

    この記事は、子どもに脱毛をすすめるものではありません。検討している保護者が、契約条件を先に確かめるための整理です。

    先に表で

    部位 1回あたり 12回コース 総額が5万円を超えるか
    ひじ上または下 4,950円 59,400円 超える
    ひざから下 5,940円 71,280円 超える
    両わき 1,980円 23,760円 超えない
    手の甲・指 1,980円 23,760円 超えない
    鼻下・口周り 1,980円 23,760円 超えない

    すべて税込です。公式サイトの表記をそのまま写しました。

    1. 「子ども脱毛料金」は小学3年生までの料金です

    注意事項に書かれていたのは次の3つです。

    • 子ども脱毛料金は小学3年生までが対象
    • 施術時間は1部位15分程度
    • その他、全身まるごと脱毛や、好きな部位を組み合わせるセレクト脱毛などのメニューもある。詳しくは問い合わせ

    小学4年生以降がいくらになるかは、このページからは分かりません。大人の部位別ページを見ると、顔は鼻・鼻下・アゴなどが1パーツ12回26,400円(税込)と出ています。子ども料金の鼻下・口周りは12回23,760円なので、同じあたりを扱っていても区分が別です。学年が上がったときに料金がどう変わるのかは、契約前に聞く項目になります。

    12回以外の回数については、料金ページに「初回限定体験コースや6回のハーフコース、コース終了後のメンテナンス料金もご用意しております」と書かれていますが、金額は出ていません。

    2. 5万円を超えるかどうかで、使える制度が変わります

    脱毛サロンの施術は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」のうちエステティックにあたります。エステティックの定義は「人の皮膚を清潔にし若しくは美化し、体型を整え、又は体重を減ずるための施術を行うこと」です。

    ただし、すべての契約が対象になるわけではありません。消費者庁のガイドには、エステティックの条件がこう書かれています。

    期間:1月を超えるもの/金額:いずれも5万円を超えるもの

    両方を満たしたときに、次のものが使えます。

    • 契約書面の交付(書面を受け取ってから数える)
    • クーリング・オフ8日
    • 中途解約と、そのときにサロンが請求できる額の上限

    満たさない契約には、これらがつきません。両わき・手の甲と指・鼻下と口周りを1部位だけ12回で契約した場合、総額は23,760円なので、金額の条件に届きません。

    期間のほうは、回数では決まりません。12回でも、契約書面の役務提供期間が1か月以内と書かれていれば対象外です。書面の「役務提供期間」の欄を見る必要があります。

    3. 組み合わせると、合算で超えます

    金額は契約の総額で見ます。たとえば両わき・手の甲と指・鼻下と口周りの3部位を12回ずつまとめて契約すると、23,760円×3=71,280円で5万円を超えます。

    同じサロンの同じ部位でも、1部位だけなら対象外、3部位まとめれば対象、という分かれ方をします。どちらが得かという話ではなく、途中でやめたときに使える手続きが変わるという話です。

    4. 対象になる場合、途中でやめるといくら戻るか

    中途解約でサロンが請求できる上限は法律で決まっています。役務提供開始前は20,000円、開始後は提供された分の対価に「20,000円か契約残額の10%の低いほう」を足した額までです。残りが戻ります。

    ひじ上または下(12回59,400円)で計算するとこうなります。

    受けた回数 請求できる上限 戻る額
    0回(開始前) 20,000円 39,400円
    1回 10,395円 49,005円
    6回 32,670円 26,730円

    0回と1回のところで逆転しています。開始前の控除が一律20,000円なのに対して、1回受けた後は「対価4,950円+残額54,450円の10%=5,445円」で10,395円にしかならないためです。1回受けてから解約したほうが、9,605円多く戻る計算になります。

    ひざから下(12回71,280円)でも同じで、開始前の戻りが51,280円、1回受けた後が58,806円です。総額が20万円を下回るコースで起きる現象で、大人向けの大きなコースでは起きません。ディオーネの12回435,600円のコースで全回数ぶん計算した記事に、切り替わりがどこで起きるかを書きました。

    この表は法律が決めている上限から逆算したものです。実際にいくら戻るかは、契約書面に書かれた総額と1回当たりの料金で決まります。ディオーネの公式サイトには解約の計算式が出ていないので、書面で確かめることになります。

    5. 契約するのは保護者です

    公式サイトの保護者向けページに、手続きが書かれていました。

    • 未成年への施術は保護者の同意が必要。同伴が難しい場合は「親権者同意承諾書」を印刷し、記入・捺印した書面を来店時に持参
    • 女性専用サロンで、男性の入店は断っている。男性の親権者が未成年者との同席を希望する場合は、各サロンに事前に問い合わせ
    • 施術の際は送り迎えをお願いしている(施術中の外出は可)

    12回通うなら、送り迎えが12回あるということです。店舗を移せるかどうかは会社によって3段階に分かれていました(7社ぶん読み比べた記事)。引っ越しや転勤の可能性があるなら、料金より先にここを見る順番になります。

    6. 回数について、公式が書いていること

    保護者向けページにこう書かれています。

    脱毛に「◯回で終了」はありません。エステ・医療関係なく、どんな脱毛でも、一生生えてこないということはありません。これは大人も子どもも同じです。

    よくある質問にも、成長期は毛の生え変わりのサイクルが安定しないため、成長につれてまた生えてくる可能性があると書かれています。コース終了後のメンテナンスプランがあるとも書かれています。

    つまり、料金ページの12回の金額の外側に、終わったあとの費用がある前提です。その金額は公式サイトに出ていないので、総額を見積もるにはここも聞くことになります。

    7. 契約前に聞く3つ

    1. この契約の役務提供期間は、書面に何か月と書かれますか。

    2. 契約の総額はいくらですか。

    3. 中途解約したとき、「1回当たりの料金」はいくらとして計算されますか。

    1と2で、特定継続的役務提供の条件を満たすかどうかが決まります。3は、満たした場合に戻る額を計算するための分母です。3つとも、口頭ではなく書面でもらってください。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、見積もりの頼み方を書きました。

    子ども脱毛の公式サイトを見るなら

    下が公式サイトへのリンクです。ここを経由して申し込みがあった場合、この記事に紹介料が入ります。そのうえで、ディオーネを選ぶべきだとは書いていません。この記事で書いたとおり、5部位のうち3つは1部位だけだと特定継続的役務提供の条件に届きませんし、解約の計算式も公式には出ていません。それを承知のうえで見る先として置いています。

    ディオーネ 子ども脱毛 公式サイト

    料金も条件も変わります。この記事は2026年10月17日時点のものなので、申し込む前に公式サイトと、渡される契約書面の両方を確認してください。


    まとめ

    • ディオーネの子ども脱毛料金は小学3年生までが対象。小学4年生以降の金額は公式サイトに出ていない
    • 12回コースの総額は、ひじ上または下59,400円、ひざから下71,280円、両わき・手の甲と指・鼻下と口周りが各23,760円(すべて税込)
    • 特定継続的役務提供になるのは期間1月超・金額5万円超の両方を満たすとき。5部位のうち、1部位だけで条件を満たすのは2つ
    • 3部位をまとめれば合算で5万円を超える。契約の組み方で、使える手続きが変わる
    • 対象になる場合、ひじ上または下は開始前の解約で39,400円、1回受けた後で49,005円が戻る計算になり、逆転する
    • 未成年の施術は保護者の同意が必要。同伴できないときは親権者同意承諾書を持参。女性専用サロンで男性の入店は断っている。送り迎えをお願いしている
    • 公式が「◯回で終了はありません」と書いている。12回の金額の外に、終わったあとの費用がある

    出典と取得日

    すべて2026年10月17日に確認しました。

    • ディオーネ(datsumousalon-dione.jp/lp/kids/):子ども脱毛の部位別料金、1回あたりと12回コースの税込金額、注意事項3点、よくある質問
    • ディオーネ(datsumousalon-dione.jp/toparents/):親権者同意承諾書、女性専用サロンの記載、送り迎えの依頼、回数についての記載
    • ディオーネ(datsumousalon-dione.jp/price/parts/):大人の部位別料金、回数についての注記
    • 消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」:エステティックの定義、期間1月超・金額5万円超の条件、中途解約時の損害賠償等の上限

    比較サイト・まとめサイトは使っていません。料金と条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件と制度の整理で、効果について述べたものではありません。契約でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

  • LAVIEの公式サイトに「返品」の項目がありません|書いてあるのは到着後7日以内の「交換」だけでした

    【PR】この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

    家庭用脱毛器の返品条件を4社ぶん並べたあと、5社目としてLAVIE(ラヴィ)の公式サイトを読みました。探していたのは「合わなかったときに返せるのか」の一点です。

    結論から書くと、公式サイトに「返品」という項目がありませんでした。あるのは「交換」です。

    1. 書いてあるのは「交換」で、「返品」ではありません

    特定商取引法に基づく表記に、こう書かれています。

    • 商品交換について:商品到着後7日以内であれば、商品の交換を承ります。梱包及び商品パッケージ開封後の交換はお受けできません。
    • 不良品について:初期不良など、弊社に原因のある場合、交換の受付をします。
    • 返品送料について:上記、「不良品について」に該当する場合に限り、弊社にてご負担致します。

    読み方としては、こうなります。

    1. 開封していなければ、到着後7日以内に交換できる
    2. 開封したら、交換もできない
    3. 送料を会社が持つのは不良品のときだけ

    「使ってみて合わなかったので返金してほしい」に当たる記述は、公式サイトに見つかりませんでした。交換と返金は別の話なので、返金を期待して買うと前提がずれます。

    2. 通信販売なので、クーリング・オフはありません

    ネット通販にクーリング・オフの制度はなく、返せるかどうかは各社が書いた返品特約で決まります。特約が書かれていない場合は、法律上、受領日から8日以内・送料自己負担で返品できることになっています。

    LAVIEの場合、交換の条件は書いてあるけれど、返品の条件は書いていないという状態です。これが「返品特約を書いた」ことになるのか「書いていない」ことになるのかは、公式サイトの表記だけでは決まりません。返せるかどうかを前提にするなら、注文前に問い合わせて確認するところです。公式サイトにはフリーダイヤル0120-19-1991(平日10:00〜17:00)とお問い合わせフォームが出ています。

    3. キャンセルの締め切りは「注文日の15時」です

    キャンセルについては、時刻で切られていました。

    • 注文日の15時まで受付します。(15時以降の注文は翌日の15時まで)
    • 商品発送後の注文キャンセルはお受けできません

    配送は、クレジット・代引きなら注文から約3営業日以内、銀行振込なら入金から約3営業日以内と書かれています。つまり迷える時間は実質1日ありません。夜に注文して翌朝に気が変わった場合、15時までに連絡すれば間に合う計算です。

    4. 保証は「ご購入日から2年」です

    LVA600とLVA601の製品ページに、【メーカー保証】ご購入日から2年間と書かれています。ショッピングガイドでは、LVA380・LVA500と各種カートリッジは1年です。

    起算日が購入日なので、届くまでの日数は保証期間から引かれる形になります。4社を比べたときも、ここは出荷日・購入日・到着日・注文日でバラバラでした。家庭用脱毛器は「返品できる条件」が4社で違いますに並べてあります。

    5. 価格と、かかるお金

    項目 金額(税込)
    基本セット LVA600 58,000円
    美顔セット LVA601 65,000円
    交換用脱毛カートリッジ 7,700円
    交換用美顔カートリッジ 7,700円
    配送料(東北〜四国) 1,050円/北海道1,575円・沖縄2,100円
    代引手数料 無料

    配送料は商品代合計5,500円以上で無料なので、本体を買うなら実質かかりません。振込手数料は金額に応じて客側の負担です。カートリッジの寿命は脱毛でレベル1が10.5万回、レベル7が5000回と公式に出ています。使い切ったあとは7,700円が足されるので、本体価格だけでは総額が決まらないのは他社と同じです。最新の価格はLAVIEの公式サイトで確認できます。

    本体価格だけで比べると間違える話は、家庭用光美容器は本体価格で比べると間違えますに書きました。


    まとめ

    • LAVIEの公式サイトに「返品」の項目はなく、あるのは「交換」
    • 交換は到着後7日以内・未開封が条件。梱包やパッケージを開けた時点で対象外
    • 送料を会社が持つのは不良品のときだけ
    • キャンセルは注文日の15時まで(15時以降の注文は翌日15時まで)、発送後は不可
    • 保証はLVA600・LVA601が購入日から2年、LVA380・LVA500とカートリッジは1年
    • 本体58,000円(税込)、交換カートリッジ7,700円(税込)

    出典と確認日

    株式会社LAVIE公式サイトの「特定商取引法に基づく表記」「ショッピングガイド」「光エステ美容器LAVIE」製品ページ。2026年10月12日に確認しました。価格と条件は変わることがあるので、申し込み前に公式サイトで確認してください。

  • レグルスゼロは回数を増やしても1回あたりが安くなりません|全身だけ10%下がる理由を公式の料金表から計算しました

    【PR】この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

    メンズ脱毛サロンのレグルスゼロ(REGULUS ZERO)の公式サイトに、部位ごとの料金が5回と10回の両方で出ていました。総額と回数が揃っているので、1回あたりが割り算で出ます。

    出してみたら、思っていたのと違う結果になりました。

    先に表で

    部位 初回お試し 5回 10回 1回あたり
    ヒゲ(顔下) 3,500円 45,500円 91,000円 9,100円
    VIO 7,500円 45,500円 91,000円 9,100円
    胸・腹 5,500円 37,500円 75,000円 7,500円
    背中 5,500円 36,000円 72,000円 7,200円
    腕 6,500円 41,500円 83,000円 8,300円
    脚 7,000円 44,000円 88,000円 8,800円
    全身(ヒゲ・VIO込み) 19,800円 3回 210,000円 6回 378,000円 70,000円 → 63,000円

    すべて税込です。

    1. 部位別は、回数を増やしても1円も安くなりません

    6部位すべてで、10回の料金が5回のちょうど2倍でした。ヒゲは45,500円と91,000円、背中は36,000円と72,000円。割り算の結果が小数点以下まで一致します。

    脱毛サロンの料金表は、回数が増えるほど1回あたりが下がる形が多いと思います。「12回にすると1回あたりがこれだけ安くなる」という見せ方です。レグルスゼロの部位別コースは、その割引がありません。

    これは損という意味ではありません。回数を多く買う理由が「単価が下がるから」ではなくなる、というだけです。5回で足りるなら5回で終えても、1回あたりの条件は変わりません。

    2. 全身だけ、6回にすると1回あたりが7,000円下がります

    全身(ヒゲ・VIO込み)は3回210,000円、6回378,000円です。1回あたりは70,000円と63,000円で、7,000円の差がつきます。割引率は10%です。

    公式サイトの中で、回数割引があるのは全身だけでした。部位別と全身で、料金の決め方が違っています。

    3. 初回お試しは、コースの1回あたりとは別の値段です

    ヒゲの初回お試しは3,500円で、5回コースの1回あたり9,100円の38%です。全身は19,800円で、6回コースの1回あたり63,000円の31%。

    初回の金額でコースの単価を想像すると、3倍ほど外れます。比べるときは初回とコースを分けて見ることになります。

    4. 1回あたりが決まるので、途中でやめたときの上限が計算できます

    エステの中途解約では、請求できる額に法律で上限があります。提供された分の対価に、20,000円か契約残額の10%の低いほうを足した額までです。

    この式には「1回あたり」が必要です。公式サイトに総額と回数の両方が出ている会社でないと、数字が入りません。レグルスゼロは出ているので、入ります。

    ヒゲ10回コースを3回受けた時点

    • 提供済み:9,100円 × 3回 = 27,300円
    • 残額:91,000 − 27,300 = 63,700円。その10%は6,370円
    • 20,000円と6,370円の低いほうは6,370円
    • 請求の上限:27,300 + 6,370 = 33,670円。戻る額は57,330円

    全身6回コースを2回受けた時点

    • 提供済み:63,000円 × 2回 = 126,000円
    • 残額:378,000 − 126,000 = 252,000円。その10%は25,200円
    • 20,000円と25,200円の低いほうは20,000円
    • 請求の上限:126,000 + 20,000 = 146,000円。戻る額は232,000円

    5. 同じ会社の中で、式の切り替わる場所があります

    上の2つは、足す側の数字が違っています。片方は10%、もう片方は20,000円です。残額の10%が20,000円を超えるかどうかで切り替わるためです。

    部位別コースは総額がいちばん高いヒゲ・VIOでも91,000円なので、残額の10%が20,000円を超えることがありません。つねに10%側です。

    全身6回だけが総額378,000円で、ここだけ20,000円側に入ります。1回63,000円なので、残りが4回以上なら20,000円、3回以下なら残額の10%という切り替わりになります。

    全身6回・残り回数 残額 残額の10% 足される額
    5回 315,000円 31,500円 20,000円
    4回 252,000円 25,200円 20,000円
    3回 189,000円 18,900円 18,900円
    2回 126,000円 12,600円 12,600円

    総額20万円が境目になる話は、脱毛サロンの中途解約で戻る額を7社ぶん計算した記事にも書きました。レグルスゼロは1社の中に両方の側がある例です。

    6. 入会金・年会費・キャンセル料がありません

    よくある質問に、こう書かれていました。

    • 入会金・年会費は一切いただいておりません。コース料金の表示価格のみ
    • ご提示した金額以外に追加で費用が発生することはありません
    • キャンセル料はいただきません。予約日前日までに店舗へ連絡
    • クーリング・オフは契約書を渡した日を含め8日以内。それ以降の中途解約も受ける
    • 分割は60回まで

    入会金が施術1回より高い会社もあるので、入会金の扱いは会社ごとに差が出る項目です。

    キャンセル料が0円であることと、その回が1回分として消化されるかどうかは別の話です。消化の扱いについては公式サイトに記載が見つかりませんでした。7社のキャンセル規定を並べた記事のとおり、ここを書き分けている会社とそうでない会社があります。前日までの連絡で足りるかどうかも含めて、契約前に聞く項目です。

    7. 契約前に聞く項目

    1. 予約を当日キャンセルしたとき、その回が1回分として消化されるか。キャンセル料とは別の話です
    2. 中途解約の計算で使う「1回あたり」。公式の料金表どおりか、別の決め方か
    3. コースの有効期限。過ぎると中途解約ができなくなります
    4. 分割60回にしたときの手数料総額。公式サイトには回数だけで、手数料の記載がありません

    メンズ脱毛サロン レグルスゼロ 公式サイト

    上が公式サイトへのリンクです。ここを経由して申し込みがあった場合、この記事に紹介料が入ります。そのうえで、レグルスゼロを選ぶべきだとは書いていません。部位別に回数割引がないことは、この記事で指摘したとおりです。料金の決め方が読みやすい会社だ、という以上のことは書いていません。


    まとめ

    • 部位別コースは5回と10回がちょうど2倍で、1回あたりが変わらない。6部位すべてで一致した
    • 回数割引があるのは全身だけ。3回70,000円/回が、6回で63,000円/回になる(10%)
    • 初回お試しはコースの1回あたりの3割前後で、別の値段として見ることになる
    • 総額と回数が公開されているので、中途解約で戻る額を法定上限から逆算できる
    • ヒゲ10回を3回受けた時点なら請求の上限は33,670円、全身6回を2回受けた時点なら146,000円
    • 部位別は総額20万円未満なのでつねに10%側。全身6回だけが20,000円側に入り、残り3回で10%側に切り替わる
    • 入会金・年会費・追加費用・キャンセル料はいずれもなしと明記。クーリング・オフは契約書を渡した日を含め8日以内

    出典と取得日

    • レグルスゼロ公式サイト「メニュー・料金」(2026年10月10日取得)
    • レグルスゼロ公式サイト「よくある質問」料金・支払いについて(2026年10月10日取得)
    • 特定商取引法 第49条(特定継続的役務提供の中途解約)

    料金とキャンペーンは変わります。この記事の数字は2026年10月10日時点のものなので、申し込む前に公式サイトと、渡される書面の両方を確認してください。

  • 家庭用脱毛器は「返品できる条件」が4社で違います|ケノン・Ulike・JOVS・トリアの公式表記を並べました

    【PR】この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

    家庭用の脱毛器について、4社の公式サイトを読みました。見たのは価格でも性能でもなく、「合わなかったときに返せるのか」だけです。

    4社とも「返品」という言葉を使っています。ただし中身は同じではありませんでした。自己都合で返せる会社と、不良品のときしか返せない会社があります。

    先に表で

    項目 ケノン Ulike JOVS トリア
    自己都合で返せるか 返せる 返せる 返せない 返せる(未開封)
    期間と起算 出荷日から7日目までに返送品が到着 購入日から90日以内 到着後7日以内に連絡(不良・誤品のみ) 注文日から30日以内
    開封したら 梱包資材を開けた時点で対象外 製品ページに開封済み30%の記載 開封・未開封を問わず自己都合は不可 ビニール包装が未開封であること
    費用 送料・決済手数料+事務手数料3,000円 「送料を請求しません」 不良時の交換は送料を店舗が負担 返送料は原則お客様負担
    メーカー保証 1年 2年 1年 1年

    1. 「返品できます」には2種類あります

    通信販売にはクーリング・オフがありません。返せるかどうかは、各社が決めた返品特約だけで決まります。そこで4社を読み分けると、自己都合の返品を受けるかどうかで2つに割れました。

    受ける側:ケノン、Ulike、トリア。条件や費用は違いますが、「やっぱり合わなかった」で申請する余地があります。

    受けない側:JOVS。公式の特定商取引法に基づく表記に、返品を承るのは「ご注文と異なる製品・数量、あるいは製品に破損があった場合」と書かれています。そのうえで「注文間違いなど、お客様のご都合による返品・交換」は、開封・未開封に関わらず承れないと明記されています。注文確定後のキャンセル・変更も受け付けないとあります。

    ここは仕様の差ではなく、買ったあとに戻れる道があるかどうかの差です。

    2. 期間の起算日が、4社とも違います

    • ケノン:出荷日から7日目までに、返送品が先方に到着している必要があります。配送日数が7日に含まれます
    • Ulike:購入日から90日以内に申請
    • JOVS:製品到着後7日以内に事前連絡(不良・誤品の場合のみ)。受付完了後20日以内に返送
    • トリア:注文日から30日以内に申請と返送

    同じ「7日」でも、ケノンとJOVSでは数え始めが違います。ケノンは出荷日起算で到着までを含むので、実際に手元で判断できる時間はもっと短くなります。

    3. トリアの「返金保証」は、使ったあとには使えません

    トリアの公式サイトには「返金保証について」という見出しがあります。中身を読むと、全額返金の条件は「ビニール包装が未開封/未使用」で、注文日から30日以内の申請・返送が対象です。

    そのうえで、こう書かれています。2024年4月14日午前9時以降の注文からは「ご使用後の返金条件」は適用されない。それ以前は、製品規定の60日または90日以内なら、開封済みでも手数料10%を引いて返金する仕組みがありました。いまは残っていません。

    つまりトリアの返金保証は、使わずに返すための制度です。返送料も原則お客様負担で、返金処理には最長14営業日かかると書かれています。

    製品は香港の倉庫から国際便で出荷されるとも明記されていて、注文のキャンセルは「変更可能時間が限られる」ため不可の場合があるとされています。価格はトリアの公式サイトで確認できます(4X 第2世代は89,000円、1年間の製品保証)。

    4. JOVSは、同じメーカーの中で機種ごとに違います

    JOVSの特商法表記には、返金保証について「ご注文時に『返金保証』の案内がある場合のみ対象」と書かれています。全機種に付いているわけではない、という書き方です。

    実際にJOVSの公式オンラインストアの商品一覧を見ると、商品名に差があります。

    機種 税込価格 商品名に「返金保証」の表記
    JOVS Dora 35,900円 あり(30日間お試し返金保証付き)
    JOVS T3 Pro Max 79,200円 あり(30日間返金保証付き)
    Dora scroll(2026最新) 57,800円 表記なし

    いちばん新しい機種にだけ、返金保証の表記がありません。これが意図的なものか、表記の更新が追いついていないだけなのかは、公式サイトからは判断できません。注文画面に「返金保証」の案内が出ているかどうかを、確定する前に見ることになります。

    なお送料は650円(税込)、後払いの手数料は250円(税抜)、15時までの注文は当日発送と書かれています。保証はお買い上げ日から1年で、保証期間内の故障は無料交換・送料は店舗負担です。

    5. 保証期間は、Ulikeだけが2年

    メーカー保証はケノン・JOVS・トリアが1年、Ulikeだけが2年です。

    トリアは「保証期間はご注文いただいた日から起算され、機器を交換しても更新されない」と明記しています。交換してもらっても、そこから1年ではありません。

    ケノンとUlikeには有償の延長保証がありますが、どちらも保証のページに金額が載っていません。延長を前提に考えるなら、総額は公式サイトだけでは確定しません。

    6. 買う前に確認する4つ

    1. 自己都合で返せるか。返せない会社があります
    2. 期間の起算日。出荷日・購入日・到着日・注文日のどれかで、手元の猶予が変わります
    3. 開封の定義。ケノンは梱包のダンボールを開けた時点で対象外です
    4. 注文画面に返金保証の案内が出ているか。JOVSは機種によって違います

    価格の比べ方については、家庭用光美容器は本体価格で比べると間違えるに、カートリッジの有無を含めて書きました。

    5社目としてLAVIEの公式サイトも読みました。こちらは「返品」の項目自体がなく、書いてあるのは到着後7日以内・未開封の「交換」だけでした。


    まとめ

    • 通信販売にクーリング・オフはなく、返せるかは各社の返品特約で決まる
    • JOVSは自己都合の返品を開封・未開封を問わず受けないと明記している。残る3社は条件つきで受ける
    • 期間の起算日が4社とも違う(出荷日・購入日・到着日・注文日)
    • トリアの返金保証は未開封が条件で、2024年4月14日以降の注文には使用後の返金条件が適用されない
    • JOVSは同じメーカーでも機種によって返金保証の表記が違う。最新のDora scrollには表記がない
    • メーカー保証はUlikeの2年が最長。トリアは交換しても保証期間が更新されない
    • ケノン・Ulikeの延長保証は、どちらも公式に金額が出ていない

    出典と取得日

    • JOVS公式オンラインストア「特定商取引法に基づく表記」「光美容器・脱毛器」商品一覧(2026年10月10日取得)
    • トリア公式サイト「配送 & 返品について」「TRIA 4X(第2世代)」製品ページ(2026年10月10日取得)
    • ケノン・Ulikeの返品条件と保証は、当サイトのケノンとUlikeの記事で取得した公式表記(2026年10月取得)

    価格・条件は変わります。申し込む前に各社の公式サイトで確認してください。

  • 脱毛サロンの中途解約で戻る額を、7社ぶん計算しました|「1回あたり」が決まらない会社が3社あります

    【PR】この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

    脱毛サロンを途中でやめたとき、いくら戻るのか。

    計算式は法律で決まっています。すでに受けた分の対価+(20,000円か契約残額の10%の低いほう)までが、サロンが請求できる上限です。残りが戻ります。

    式は1つなのに、7社ぶん計算してみたら、そのうち4社は計算が始まりませんでした。「すでに受けた分の対価」を出すための1回あたりの金額が、公式サイトから決まらないからです。

    公式サイトを7社ぶん読んで、計算できた会社と、できなかった会社を並べました。

    先に結論

    会社 1回あたりが決まるか 精算の計算
    ローランドビューティーラウンジ 決まる(公式が計算式を明記) 公式の式どおりに出せる
    ディオーネ 決まる(12回コースのみ) 法定上限から逆算できる
    RINX 決まる(コース別の総額と回数が公開) 法定上限から逆算できる
    dats! — 精算そのものが発生しない(月額制)
    ジェイエステティック 決まらない 消化した部位で単価が変わる
    ダンディハウス 決まらない 総額の記載がなく、料金が時間制
    リンリン 決まらない 通い放題に割る回数がない

    すべて2026年10月6日〜7日に各社の公式サイトで確認した記載をもとにした計算です。実際の精算は契約書面の定め方によります。

    1. 法律が決めている式

    エステティックサロンの契約で、1か月を超えて5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。この契約は、消費者側からいつでも解除できます。理由の説明は要りません。

    そのうえで、事業者が請求できる額に上限があります。

    • まだ1回も受けていない場合 20,000円まで
    • すでに受けている場合 受けた分の対価に加えて、20,000円か契約残額の10%か、低いほうの額まで

    総額からこの上限を引いた残りが、戻る計算になります。制度そのものは別の記事に整理しました。

    この式に入れるべき数字が3つあります。総額、受けた回数、そして1回あたりの金額です。前の2つは契約書と手帳で分かります。決まらないのは3つめです。

    2. 計算できた会社:公式が計算式を書いている

    ローランドビューティーラウンジ(RBL)は、特定商取引法に基づく表記のページに計算式が出ていました。

    精算金=支払総額−回数消化料金(購入時における1回当たりの料金×消化回数)−解約損料

    解約損料=ご契約残額(未消化役務残高)の10%(但し2万円以内)

    「購入時における1回当たりの料金」と明記されています。公式サイトに1回あたりの金額も出ているので、そのまま計算できます。

    まるごと全身3回 255,200円(1回85,068円) 精算金=戻る額
    役務提供開始前 235,200円
    1回受けた後 153,119円
    2回受けた後 76,558円

    そして計算していて、金額が逆転するコースを見つけました。

    ヒゲ5回 70,800円(1回14,160円) 精算金=戻る額
    役務提供開始前 50,800円
    1回受けた後 50,976円

    1回受けてから解約したほうが、176円多く戻る計算になります。開始前の控除が一律20,000円なのに対し、1回受けた後は「消化料金14,160円+残額の10%(5,664円)=19,824円」で、20,000円を下回るからです。

    総額が20万円を下回るコースでは、こういう逆転が起きます。RBLの記事に3コースぶんの計算を出しました。

    3. 計算できた会社:公式に出ていないので上限から逆算する

    ディオーネは、よくある質問に「解約は可能となっており、返金も行っております。(※手数料あり)」の1行だけで、金額も式もありません。ただし12回コースの総額(435,600円)と1回あたり(36,300円)が料金ページに出ているので、法定上限から逆算できます。

    受けた回数 ディオーネ まるごと全身12回 435,600円 RINX ALL全身14部位3回 178,000円
    0回(開始前) 415,600円 158,000円
    1回 379,300円 98,667円
    2回 343,000円 53,400円
    3回 306,700円 —
    6回 197,800円 —
    9回 98,010円 —

    ディオーネは7回目から上限の計算式が切り替わります。残額が200,000円のとき10%はちょうど20,000円なので、残額がそれより少なくなると10%側が効きます。12回435,600円だと、6回時点の残額が217,800円、7回時点が181,500円。ディオーネの記事に全回数ぶん出しました。

    上の表はまるごと全身12回 435,600円のコースの数字です。コースの構成と総額は改定されることがあるので、計算する前にディオーネの公式サイトで、いま出ている総額と回数を確認してください。

    RINXは回数が3回なので、2回目でもう10%側に入ります。総額が小さいコースほど早く切り替わります。RINXは当日キャンセルでも1回分が消化されるので、受けた回数が増えるのはこの精算にも効きます。

    ディオーネには子ども向けの料金区分もあって、そちらは12回コースの総額が5万円を超えるかどうかで使える手続きが変わります。

    4. 精算が発生しない会社

    dats!(ダッツ)は月額制で、公式サイトに「最低利用期間なし・解約金違約金なし」と明記されています。先に払った総額がないので、中途解約の精算そのものが発生しません。

    かわりに効くのが締め日です。20日までの申し出で当月末、21日以降は最短で翌月末。行かなかった月は月末で失効して繰り越せません。dats!の記事に、受付方法(電話のみは不可)まで整理しました。

    メンズ脱毛dats!の公式サイトはこちらです。ここを経由して申し込みがあった場合、この記事に紹介料が入ります。そのうえで、dats!を選ぶべきだとは書いていません。店舗は大阪梅田店と東京新宿店の2店なので、通える範囲にあるかどうかが先の条件になります。

    精算の計算をしたくない場合、そもそも総額を先に払わない形を選ぶという手があります。料金の形は月額・都度払い・回数制で分かれます。

    5. 計算できなかった会社:消化した部位で単価が変わる

    ジェイエステティックの全身フリーチョイス40回脱毛は、40回で99,000円です。単純に割ると1回2,475円です。

    ところが同じ料金ページに、部位ごとの単価も出ています。

    部位 1〜3回 4〜7回 8回〜
    Sパーツ 2,750円 2,200円 1,980円
    Lパーツ 5,500円 4,400円 4,290円〜

    SパーツとLパーツで2倍以上違います。40回のうち10回を消化した時点で解約するとして、

    • 1回2,475円で計算すると 24,750円が「受けた分の対価」
    • Lパーツ(8回〜4,290円)で計算すると 42,900円

    差は18,150円です。どちらが使われるかは、契約書面に「1回当たりの料金」がどう書かれているかによります。公式サイトからは決まりません。

    ジェイエステティックはクーリング・オフの起算日がサイト内で2通りに書かれている会社でもあります。

    6. 計算できなかった会社:総額が公開されていない/料金が時間制

    ダンディハウスは、コース料金について公式サイトにこうあります。

    お一人お一人異なります。体験時のカウンセリングでご説明いたします。

    総額の記載がありません。式の1つめの数字が入りません。

    さらに、公開されている料金が美容電気脱毛(60分)24,200円という時間制です。「1回」が何を指すのかが、回数制とは別の決め方になります。入会金が33,000円で2年間有効という点も、精算で「役務の対価」側か「上限20,000円」側かで戻る額が変わりますが、公式からは読み取れませんでした。

    7. 計算できなかった会社:割る回数がない

    リンリンの2026年10月のキャンペーンは通い放題で、しかも金額が公式サイトに1円も書かれていません(画像の中のみ)。

    通い放題には、割る回数が存在しません。国民生活センターが公表している事例では、約40万円のコースを1回受けた時点で10万円を請求されたケースで、契約書面上の有償回数5回を分母に1回8万円として扱われています。

    つまり通い放題では、契約書面の「有償の回数」が精算の分母になります。これが何回と書かれるかで、戻る額が決まります。契約前に確認する項目です。

    なお、7社のほかに、コースが終わったあとの1回の金額まで料金表に出している会社が1社ありました。1回・4回・8回・12回の総額が全部出ているので、総額÷回数の割り算がそのままできます。

    なお、計算式が使えるかどうかには期限の条件もついていて、有効期限を過ぎたら中途解約できないと書いている会社が2社あります。別に読み比べました。

    通い放題については、精算の対象になるのは契約書面に書かれた「有償の回数」だけです(国民生活センター)。別に整理しました。

    8. 契約前に聞く1つの質問

    7社を計算してみて、効く質問は1つに絞れました。

    中途解約したとき、「1回当たりの料金」はいくらとして計算されますか。契約書面のどこに書かれますか。

    この1つで、

    • 総額(分子)
    • 1回あたり(分母)
    • 書面のどこを見ればいいか

    が同時に出ます。回数制でもフリーチョイスでも通い放題でも、同じ質問が使えます。

    そして答えを書面でもらうことです。口頭の説明は、解約の場面で引けません。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、見積もりの頼み方を書きました。

    キャンセル料と遅刻の規定は7社ぶん並べた記事にあります。キャンセル料0円でも1回消化する会社があるので、ここも精算の回数に効きます。


    まとめ

    • 中途解約の式は法律で1つ。受けた分の対価+(20,000円か残額の10%の低いほう)が請求の上限
    • 7社のうち計算できたのは3社(RBL・ディオーネ・RINX)。1社(dats!)は精算そのものが発生しない
    • 残り3社は「1回当たりの料金」が公式サイトから決まらない。部位で単価が変わる/総額の記載がなく時間制/通い放題で割る回数がない
    • 公式が計算式を書いているのはRBLだけで、「購入時における1回当たりの料金×消化回数」と明記
    • RBLのヒゲ5回は1回受けてから解約したほうが176円多く戻る。総額20万円以下のコースでは逆転が起きる
    • ジェイエステの40回99,000円は、1回2,475円で計算するかLパーツ4,290円で計算するかで10回時点の差が18,150円
    • 聞くべきは1つ。「1回当たりの料金はいくらとして計算されますか」

    式は1つなのに、入れる数字が出てこない。それが7社ぶん計算して分かったことでした。

    8社目として、レグルスゼロも「1回あたりが決まる」側に入ります。部位別は総額20万円未満なのでつねに残額の10%側、全身6回だけが20,000円側という、1社の中で式が切り替わる例でした。


    出典と取得日

    各社の記載は2026年10月6日〜7日に公式サイトで確認しました。

    • roland-bl.jp 特定商取引法に基づく表記:精算金と解約損料の計算式/まるごと全身3回255,200円・1回85,068円/ヒゲ5回70,800円・1回14,160円
    • datsumousalon-dione.jp:よくある質問の中途解約の記載/まるごと全身脱毛12回435,600円・1回36,300円
    • mens-rinx.jp:ALL全身14部位3回178,000円
    • datsumou-dats.com:最低利用期間なし・解約金違約金なし/20日・21日の締め日
    • j-esthe.com:全身フリーチョイス40回脱毛40回99,000円/Sパーツ・Lパーツの回数別単価
    • dandy-house.co.jp:コース料金「お一人お一人異なります」/美容電気脱毛60分24,200円/入会金2年間有効33,000円
    • happyrinrin.com:2026年10月キャンペーンの通い放題プラン
    • 中途解約時の上限額、特定継続的役務提供の対象要件:消費者庁の公表資料/通い放題の精算事例:国民生活センターの公表資料

    計算はいずれも公式サイトに出ている金額と法律の上限によるもので、実際の精算は契約書面の定め方によります。この表は「これ以上は請求されないはず」という上限の目安です。比較サイト・まとめサイトは使っていません。料金と条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件と法律の上限の整理で、施術の効果について述べたものではありません。精算でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

  • RINX(リンクス)は当日キャンセルでも料金0円ですが、1回分は消化されます|コースの1回あたりに換算しました

    脱毛サロンの予約を当日に変更することになったとき、気になるのは「キャンセル料がいくらか」だと思います。RINX(リンクス)の公式サイトには、こう書かれていました。

    当日の変更・キャンセルでも、キャンセル料は発生しません。なお、ご予約部位については1回分の消化となるため、予定の変更がある場合は早めの連絡をお願いしています。

    キャンセル料は0円。ただし予約していた部位は1回分が消化されます。この2つは別の話です。請求書は来ませんが、コースの残り回数は1回減ります。

    では、その1回はいくらぶんなのか。公式サイトに出ているコース料金から換算しました。

    先に結論

    コース 総額 1回あたり=当日キャンセルで消える額
    ヒゲ3部位 6回 48,000円 8,000円
    顔・ヒゲ全体6部位 3回 42,000円 14,000円
    全身セレクト8部位 3回 133,000円 約44,333円
    ALL全身14部位 3回 178,000円 約59,333円

    総額を回数で割った単純な換算です。キャンセル料0円という条件のもとで、実際に失われるのはこの金額になります。ALL全身の3回コースなら、1回の当日キャンセルで約6万円ぶんです。

    ここが分かると、「キャンセル料無料」という言葉の意味が変わります。無料なのは追加の請求で、すでに払った分は戻りません。

    1. 公式サイトに書いてあること

    2026年10月7日に、RINXの公式サイト(mens-rinx.jp)で確認した記載です。

    項目 公式サイトの記載
    当日キャンセル 「キャンセル料は発生しません」
    キャンセル時の回数 「ご予約部位については1回分の消化となる」
    契約店舗以外の利用 「契約店舗以外でも施術を受けていただけます」
    店舗移動の手数料 「移転手数料や面倒な手続きは一切ございません」
    契約後の部位変更 可
    予約の仕組み 予約優先制
    カウンセリング 約1時間半
    中途解約・クーリング・オフ 「契約・予約」のよくある質問に記載が見当たらず

    解約については、契約と予約をまとめたよくある質問の中に項目がありませんでした。キャンセルと店舗移動は細かく書かれているのに、解約だけ出てこないという作りです。ここは契約前に店舗で確認する項目になります。

    2. 店舗移動の条件は、会社によって3段階に分かれます

    7社ぶんの公式サイトを読んできて、通い切れるかどうかを決める条件がきれいに3段階に分かれていることが分かりました。

    会社 契約店舗以外での施術 引っ越したとき
    ディオーネ 不可(「ご契約いただいた店舗のみでの施術となります」) 「地域・サロンによって異なります」
    リンリン 記載なし 可(契約店舗に連絡してスタッフが引き継ぎ)
    RINX 可(「全国どの店舗でも移動が可能」) 手数料・手続きなし

    同じ「脱毛サロン」でも、ここまで違います。コースを受け切るには年単位でかかるので、転勤や引っ越しの可能性があるなら、料金より先にこの欄を見るほうが順番として早いです。

    ディオーネの解約で戻る額は法定の上限から計算しました。リンリンは通い放題プランの金額が公式サイトに書かれていません。

    3. 単部位のコースは、1回ずつ払うのとほぼ同じ金額でした

    RINXにはヒゲの単部位(1部位ごと)の料金が出ています。並べると、気づくことがありました。

    単部位の買い方 金額 1回あたり 1回ずつ払った場合との差
    1回(通常) 4,950円 4,950円 —
    3回コース 14,800円 約4,933円 50円お得
    6回コース 29,600円 約4,933円 100円お得

    4,950円 × 3回 = 14,850円。3回コースは14,800円です。差は50円でした。6回でも100円です。

    つまりRINXの単部位コースは、まとめ買いの割引がほぼありません。回数をまとめることで得をするのではなく、通う権利を先に確保する買い方だと読めます。先に払う額が増えるぶん、解約の条件が公式サイトに書かれていないことの重みも増します。

    いっぽうで、部位をまとめると大きく下がります。単部位6回が29,600円なので、3部位ぶんを単部位で買うと88,800円。ヒゲ3部位の6回コースは48,000円です。40,800円の差がつきます。

    回数より部位でまとめたほうが下がる、という値付けです。

    4. 公式サイトに出ている料金

    2026年10月7日時点の記載です。すべて公式サイトの料金ページから拾いました。

    コース 回数 総額 1回あたり
    ヒゲ3部位 6回 48,000円 8,000円
    顔・ヒゲ全体6部位 3回 42,000円 14,000円
    全身セレクト2部位 3回 49,000円 約16,333円
    全身セレクト8部位 3回 133,000円 約44,333円
    ALL全身14部位 3回 178,000円 約59,333円
    ヒゲ+ALL全身14部位 6回 398,000円 約66,333円
    VIO 1部位 1回 8,250円 8,250円
    VIO 2部位 3回 48,000円 16,000円
    VIO 3部位 3回 63,000円 21,000円
    VIO 4部位 3回 78,000円 26,000円

    ほかに、ヒゲの単部位が初回1,800円(通常1回4,950円)と出ていました。コースが終わったあとの1回あたりの価格は990円と明記されていて、公式サイトには「アフター保証プランは7回以上から」と書かれています。7回未満のコースだと、この価格は使えないという意味になります。

    支払い方法は現金・クレジットカード(一括・分割・リボ)・モバイル決済・Paidy。分割は「脱毛総額が3万円以上、月々1,000円以上から」という条件が出ていました。

    「全身」の中身は会社ごとに違います。RINXのALL全身は14部位、全身セレクトは8部位や2部位を選ぶ形です。顔とVIOがどう入るかは別の記事で数えました。

    5. キャンセルの条件を7社で並べると

    キャンセル料と回数消化の扱いは会社ごとにかなり違い、7社ぶんを並べた記事にまとめました。RINXの「料金0円・1回消化」は、その中では金銭の請求はしないが回数では取るという型です。

    この型のときに効いてくるのが、1回あたりがいくらかです。ヒゲ3部位6回なら8,000円、ALL全身3回なら約6万円。同じ「キャンセル料無料」でも、実際に消える額は7倍以上違います。

    6. 契約前に聞く項目

    1. 中途解約したときの精算の計算式。よくある質問に記載が見当たりませんでした。金額か式で書いてもらう項目です
    2. クーリング・オフの起算日。契約書面を受け取った日から8日以内が原則ですが、会社によって書き方が違います
    3. 何日前までの連絡なら回数を消化しないのか。「早めの連絡」とあるだけで、日数の記載がありません
    4. 検討しているコースの1回あたりの金額。キャンセル1回で消える額であり、解約の精算にも使われる数字です

    4番目は、聞いておくと両方に効きます。クーリング・オフと中途解約を整理した記事に、精算で使われる「1回当たりの料金」の話を書きました。


    まとめ

    • RINXは当日キャンセルでもキャンセル料0円。ただし予約部位は1回分が消化される
    • 消える額はコース次第。ヒゲ3部位6回なら8,000円、ALL全身3回なら約59,333円
    • 契約店舗以外でも施術を受けられ、全国どの店舗へも移動できる。手数料も手続きもなしと明記
    • 店舗移動の条件は3段階。ディオーネは契約店舗のみ、リンリンは連絡して引き継ぎ、RINXは全国自由
    • 単部位のコースは1回ずつ払うのとの差が3回で50円、6回で100円。回数より部位でまとめると下がる
    • 中途解約とクーリング・オフは、契約・予約のよくある質問に記載が見当たらなかった

    「キャンセル料無料」は、追加の請求がないという意味でした。

    7社ぶんの精算を計算して並べたものはこちらの記事にあります。キャンセルで消化した1回も、この精算の回数に入ります。


    出典と取得日

    料金と記載は2026年10月7日にRINXの公式サイトで確認しました。

    • mens-rinx.jp のよくある質問(契約・予約):当日の変更・キャンセル、1回分の消化、契約店舗以外での施術、店舗間移動システム、契約後の部位変更、予約優先制、カウンセリング時間の各項目
    • mens-rinx.jp の料金ページ:ヒゲ3部位6回48,000円、顔・ヒゲ全体6部位3回42,000円、全身セレクト2部位3回49,000円・8部位3回133,000円、ALL全身14部位3回178,000円、ヒゲ+ALL全身14部位6回398,000円、VIO各部位、単部位の初回1,800円・通常1回4,950円・3回14,800円・6回29,600円、コース終了後の1回あたり990円、アフター保証プランは7回以上から、支払い方法と分割の条件
    • ディオーネ:datsumousalon-dione.jp のよくある質問(2026年10月6日取得)
    • リンリン:happyrinrin.com のよくある質問(2026年10月7日取得)
    • 中途解約時の上限額、クーリング・オフの起算日:消費者庁の公表資料

    1回あたりの金額は、公式サイトに出ている総額を回数で割ったものです。実際の精算は契約書面の定め方によります。比較サイト・まとめサイトは使っていません。料金と条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件と料金の整理で、施術の効果について述べたものではありません。キャンセルや精算でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

  • リンリンの通い放題プランは、公式サイトに金額が書かれていません|解約条件の記載も見当たりませんでした

    リンリン(RinRin)の2026年10月のキャンペーンページを開いて、金額を探しました。1円も書かれていませんでした。

    ページに出ている文字は、これだけです。

    【限定5名様!通い放題プラン新登場!】全身脱毛(顔・VIO込み)がずーっと通い放題!

    利用条件:新規の方のみ有効です。/他割引との併用はできません。

    有効期限:2026年10月31日まで

    金額は画像の中にあります。ページのテキストとしては入っていないので、コピーもできませんし、検索にもかかりません。

    そして通い放題は、やめたときの精算がいちばん読めない形です。金額が分からないまま契約すると、やめるときの計算も立ちません。

    1. 公式サイトで見つからなかったもの

    2026年10月7日に、リンリンの公式サイト(happyrinrin.com)を見た範囲です。

    探したもの 結果
    キャンペーンの金額 画像の中のみ。テキストでは見当たらず
    特定商取引法に基づく表記のページ 見当たらず(フッターは会社概要とプライバシーポリシー)
    クーリング・オフの記載 よくあるご質問に見当たらず
    中途解約の記載 よくあるご質問に見当たらず
    有効期限(通い放題の期間) キャンペーンの有効期限は2026年10月31日と記載。プラン自体の期間は見当たらず

    書いていないことは、法律違反という意味ではありません

    先にここを分けておきます。

    特定商取引法が広告への表示を義務づけているのは通信販売です。店舗で契約するエステは通信販売にあたらないので、サイトに料金や解約条件を載せる義務そのものはありません。

    そのかわり、特定継続的役務提供にあたる契約では契約の前に概要書面、契約のあとに契約書面を交付する義務があります。解約の条件は、そこに書かれて渡されます。

    つまり「サイトに書いていない」は「渡されない」ではありません。ただし、契約する前にサイトで条件を比べることはできないという事実は残ります。

    2. 書いてあったこと

    よくあるご質問には、お金まわりでこう書かれていました。

    入会金のほか、年会費等の表示金額以外の費用はすべて0円となっております。

    入会金・年会費やジェル代などは必要ありません。

    これははっきりした書き方です。入会金が33,000円の会社もあるので、ここは比べる価値があります。

    もう1つ、通う側に効く記載がありました。

    店舗移動をする際は契約した店舗(通われている店舗)にご連絡ください。いつから、どの店へ移動を希望するかをお伝えください。スタッフが移動先店舗への連絡、引き継ぎ対応をさせていただきます。

    店舗を移せます。「ご契約いただいた店舗のみでの施術となります」と書いている会社もあるので、ここも差がつく項目です。通い放題のように期間が長い契約ほど、引っ越しの可能性が効いてきます。

    脱毛の部位は、顔上・顔下・両ひじ上(360°)・両ひじ下(360°)・手の甲と指・両ひざ上(360°)・両ひざ下(360°)・両ワキ・胸まわり・お腹まわり・Vライン・Iライン・足の甲と指が一覧で出ていました。ひじとひざは360°と明記されています。

    3. 通い放題でやめたとき、何で割るのか

    中途解約の精算では、提供済みの役務の対価を差し引いて計算します。回数制なら「総額÷回数×受けた回数」で出せます。

    通い放題には、割る回数がありません。

    国民生活センターが公表している事例では、約40万円の「永久保証」コースを1回受けた時点で解約を申し出たところ、請求が10万円になったというものがありました。契約が「期間1年・5回までが有償」「6回目以降は無償」という作りだったため、40万円を有償の5回で割って1回8万円という計算になったからです。

    通い放題や保証つきのコースでは、契約書面の「有償の回数」が精算の分母になります。無制限に通えることと、精算の計算で何回分として扱われるかは、別の話です。

    この論点は制度の記事に詳しく書きました。

    4. 公開の度合いは、会社ごとにかなり違います

    ここまでに公式サイトを読んだ6社を、解約条件をどこまで出しているかで並べるとこうなりました。

    サロン 解約条件の公開 料金の公開
    RBL 計算式を明記(開始前・開始後の両方) 3コースの総額・1回あたり・月額
    dats! 締め日・受付方法・失効まで明記 月額・都度払い・回数券をすべて記載
    ジェイエステティック 2か所に記載。起算日の書き方が割れている 部位別の料金表あり。コース総額は一部
    ダンディハウス よくあるご質問に1行 単発価格と入会金のみ。コース総額なし
    ディオーネ 「手数料あり」のみ。金額も式もなし 12回コースのみ。他は店舗ごと
    RINX キャンセルは明記。中途解約は見当たらず コース別の総額をすべて記載
    リンリン 見当たらず 画像のみ

    公開していないことが、条件が悪いという意味ではありません。渡される書面に書かれていれば、法律上は足りています。

    ただ、比べる段階でできることは変わります。公開している会社は契約前に計算できて、していない会社はカウンセリングまで分かりません。

    5. 契約前に聞く項目

    1. 通い放題の総額と、契約期間。サイトに出ていないので、まずここです
    2. 契約書面に書かれる「有償の回数」。精算の分母になります
    3. 中途解約したときの計算式。金額か式で書いてもらう
    4. 契約書面を受け取る日。クーリング・オフの8日はそこから数えます

    1番目と2番目は、通い放題では特に効きます。カウンセリングで契約しないで帰るための準備に、見積もりの頼み方も書きました。


    精算の対象になるのは契約書面に書かれた「有償の回数」だけです(国民生活センター)。この構造を別記事に整理しました。


    まとめ

    • 10月のキャンペーンページに金額が1円も書かれていない。金額は画像の中にあり、テキストでは出てこない
    • 特定商取引法に基づく表記のページが見当たらず、よくあるご質問にもクーリング・オフと中途解約の記載がない
    • ただし店舗契約にサイトへの表示義務はなく、条件は概要書面・契約書面で交付される。「書いていない」は「渡されない」ではない
    • 一方で「入会金・年会費・ジェル代は0円、表示金額以外の費用はすべて0円」と明記されている
    • 店舗の移動ができると明記。契約店舗に連絡すれば引き継ぎ対応。RINXは全国どの店舗へも手数料なしで移動できると書かれていて、ディオーネは契約店舗のみ。ここは3段階に分かれます
    • 通い放題は精算のときに割る回数がない。契約書面の「有償の回数」が分母になる

    金額が画像にしかない契約は、比べる前に聞くところから始まります。

    7社ぶんの精算を計算して並べたものはこちらの記事にあります。通い放題は、割る回数そのものが存在しません。


    出典と取得日

    記載は2026年10月7日にリンリンの公式サイトで確認しました。

    • happyrinrin.com/campaign/(キャンペーン一覧):脱毛部位の一覧、割引特典の種類
    • happyrinrin.com/campaign/5731673/(10月キャンペーン01):通い放題プランの告知、利用条件、有効期限。金額の記載がないこと
    • happyrinrin.com/faq/(よくあるご質問):入会金・年会費・表示金額以外の費用、店舗移動の手続き。クーリング・オフと中途解約の記載がないこと
    • サイト全体のフッター:特定商取引法に基づく表記のページがないこと
    • 中途解約時の上限額、概要書面・契約書面の交付義務、通信販売の広告表示義務:消費者庁の公表資料
    • 通い放題コースの中途解約事例:国民生活センターの公表資料

    比較サイト・まとめサイトは使っていません。料金と条件は変わります。この記事の見直しは毎月中旬に行います。

    この記事は公式サイトに出ている条件の整理で、施術の効果について述べたものではありません。契約でもめたときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。